美の力を利用して人生を楽しもう!
美。。。
美しい。。。
Beauty。。。
「美しさ」がなければ、
世界はあまりにもつまらなく、
殺風景な世界になっていることでしょう。
美は人間の本能です。
どんなに小さな民族でも、どんなに貧しい民族でも、
美しい色の石を身につけたり、化粧をしたり、カラフルな服を着たりして、美しさを本能で求めています。
あなたの周りにも、
部屋の家具、洋服、言動、、、たくさんの美が溢れていることでしょう。
ではそんな「美」について改めて考えてみましょう。
「美」ってなんなのでしょうか?
<美>
この漢字は、3000年以上前、アジアの遊牧民が発明したと言われています。
「羊」が「大」きいと書きます。
当時の遊牧民にとって、羊は大事なパートナーでした。
羊の毛皮は暖かい。
羊の乳も飲める。
羊のお肉もおいしい。
見ていてかわいい。
心が和む。
いつ食料がなくなるか分からない遊牧民にとって
羊は、心身共に、大変有難いパートナーだったのです。
そんな羊が「大きい」、、、どうゆうことでしょうか。。?
それは「豊かさ」を意味しています。
「豊かさ」、、?
それは生活の心配ごとが少ない、「幸せな生活」のことを意味しています。
「幸せな生活」とは、人間の「理想」です。
つまり「羊が大きい」とは、理想が現実に実感できている、ということなのです。
そんな理想を実感する時、人間は「美しい」と思うのです。
人間は、理想の生活を実感することで、「生きる勇気と喜び」がわいてきます。
「楽しい!」
「生きていてよかった!」
「もっと生きたい!」
今生きている生命(いのち)に元気と勇気を与えるもの、、
これこそが「美」だと、この漢字は伝えてくれています。
現代の辛い現状の中に居ても、
あなたの心を前向きにさせてくれるもの、
あなたの心をポジティブにしてくれるもの、
今を一生懸命生きているあなたに、生きる勇気と元気を与えてくれるもの、
それが「美しさ」なのです。
ではあなたの周りにはどんな「美しさ」があるでしょうか?
① 料理は良い例です。
空腹の中、美しく装飾された料理を目の前にすると、
よだれが出てきて、ワクワク嬉しくなりますよね?
食べたら、「おいしい!」と嬉しくなりますよね?
食べ終わった後は、またこんなおいしい料理を食べたい!と
元気と勇気がわいてくるのではないでしょうか?
料理は人間にとって最も身近な「美的体験」の一つです。
② ショッピングも良い例です。
ショッピングに行く道中は、ルンルンして心が躍りませんか?
ショッピングの最中は、
どんな服を買うか、どんな家具を部屋に飾ろうか、どんなものが自分に似合うだろうか、
色々と想像を膨らませながらショッピングするのは、楽しくないですか?
ショッピング後も、またこんな楽しい買い物をしたいと思い、
頑張って仕事に励む元気と勇気がわいてくるのではないでしょうか?
楽しい「美的体験」ですよね。
③ いろんな美的体験の中でも、愛情は最高峰の美的体験ではないかと思います。
他人からの愛情を感じることで、嬉しく思います。
こんな自分にでも、他人が愛を注いでくれていると感じるだけで、生きる勇気が沸いてきます。
逆にこちらの愛が相手に届いた時は、嬉しく思います。
素敵な「美的体験」ですね。
このように
人間は日々、無意識に美的体験を積み重ねることで、
生命の輝きを取り戻し、元気と勇気をもらって、前進している生き物なのです。
だから
「美」を見つけること、「美的体験」をすることは人間にとって大事なことです。
そして日本人はむかしから、「美的体験」の大事さを知っていました。
桜が散る一瞬のキラメキに美しさを感じ取る。
人間が必死に働くその姿が美しいと思う。
何気ない景色の中に美しさを見取る。
日本人は、生活の中に密かに隠れているたくさんの「美」を発見してきました。
積極的に「美」を見つけていくことが得意だったのです。
自分で美を掴み取ることに、喜びと楽しみを見出していました。
なんと素敵な遊びでしょうか!?
そしてそのDNAは、あなたもしっかり持っている。
これからは、あなたが見つける番です。
世界には、あなたにしか見つけられない「美」がたくさん隠れています。
それを是非見つけてほしいと思います。
周りの生活を、優しい心を持って見回れば、そこにはたくさんの美が隠れています。
それは「愛」を探す行為とも言えると思います。
例えば、こんなありふれた景色の中にも、、
使いやすく整理されたタンス、
無機質な空間を和ませる木々、
扱いやすいように考えられたパソコン、など、
たくさんありますね。
そんな小さな美を発見するたびに、
あなたの心は、強く、たくましく、生きる勇気と元気に溢れてくることでしょう。
現代の日本人こそ、この「美の力」が必要だと感じます。
なぜなら、多くの日本人が、生きる元気と勇気が失いつつあるからです。
是非、「美の力」をあなたのものにして、生きる喜びと楽しみを実感してください。