油絵

 

あなたが知っている芸術家の絵画は大抵油絵です、

と言っていいほど、絵画にとっては王道な手法ですね。

 

利点と不利点

 
利点
  • 色の表現が豊か。
  • 寿命が長い。(保存状態がいいと100年や1000年以上持つ)
  • 色の表現が豊か。(淡い色や微妙な色も表現できる)
不利点
  • 手入れや掃除が面倒。
  • 匂いがある。
  • 乾くのが遅い。(早く乾かす用の( )を混ぜても、数日はかかる)
  • 手入れが大変。(洗わずに筆を置いておくと、固まってしまう。水で洗えない。)
  • 費用が高い。(絵具がまず高い。キャンバスは費用もかかるが保管場所も地味に必要。)

 

 

必要な道具

 

 
油絵の具  アクリル、水彩などと比べると少し高いですが、1セットあると長く使えるので元は取れると思います。
溶き油  ペインティングオイル
揮発性油と乾性油が予め使いやすいように調合されている油。
そのまま油絵具と混ぜて使えるので、初心者向けです。1.揮発性油(キハツセイアブラ)
早く乾く 艶(ツヤ)がなくなる ひび割れが起こる可能性。
例)テレピン、ペトロール2.乾性油(カンセイアブラ)
乾燥に時間がかかる 艶(ツヤ)がでる
例)リンシード ポピー

上級者はこの二つの油を自分で調合して使います。1→2の順番です。
初めの方は揮発性油を使って早く乾かしながら制作を進めていきます。
制作が進むにつれて少しずつ乾性油を使っていきます。
調合の割合は、乾性油を40%以下にすることです。

シッカチーフ
早く乾燥させる溶剤

ルツーセ
タブロー
艶(ツヤ)を出す溶剤

始めて油絵をやってみる方は、以上の情報を知っていれば十分です。

溶き油は実はもっとあります。。笑
どの溶剤を混ぜるかによって表現が変わってくるので、
油絵はとっても奥が深い技法なのです。

もっと詳しく知りたい方は、
こちらのサイトが親切に説明してくれていますので、参照ください。

油絵用筆  筆は硬いブタ毛が油絵には適しています。
ペインティングナイフ  油絵具と溶剤を混ぜる時にも使いますし、
ペインティングナイフで絵を描くこともできます。
筆では出ない独特のタッチが表現できるので、あなたの可能性を広げてくれることでしょう。
パレット
キャンバス  
油用壺 油溶剤を壺の中に入れ、パレットに取り付けます。
パレット上で、絵具と混ぜることができるので効率がいいです。
使い終えた後は、キレイに拭いておきましょう。
長時間使わずに放置していると、蓋が開かなくなってしまいますよ。。
 
画架(イーゼル)三脚  
 油彩用筆洗い油  油彩は水では落ちません。専用の油や石鹸を利用してしっかり絵具を落とさないと筆が固まって、使い物にならなくなりますので、ご注意を。

 

一つ一つ集めるのが面倒な方は、絵具箱セットが楽で便利です。

 

描き方のポイント

描き方はあなたの自由!

手でも、足でも、なにを使って描いてもいいんです。 あなたがオモシロいと思う描き方で遊んでください。

ただ油絵は体に付くと非常に取れにくいので、注意してください。石鹸で何回も洗わないととれません。

(なので身体で描く時は、アクリル絵具がおススメです)

ポイント① 絵具をのせるように描くこと

優しくキャンバスの上に油絵具をのせるような感覚で描いていくと、色も混ざりにくく、描きやすいです。

ポイント② 繊細な色彩を楽しむこと

油絵にしか表現できない繊細な淡い色彩を思う存分楽しむことです。

色を混ぜすぎると、くすんで色が悪くなることがあるので注意してください。

ポイント③ ペインティングオイルを上手に活用すること

なんせ油絵は乾くのに時間がかかるので、すぐには上塗りできないのが難点。

その点は、ペインティングオイルや揮発性油を活用するしか解決策はありません。

かと言って、使いすぎるとヒビ割れなどを起こしてしまいますので、使いながら失敗して、学んで、自分のコツをつかんで、慣れていってください。